任天堂は11月4日、「2022年3月期 第2四半期 決算短信」を公式HPに掲載しました。気になった点を以下に箇条書きにしました。
- 全体としては、「当上期(Q1-Q2)の売上高が、前年同期比18.9%減の6,242億円」となっています。原因は「前年は『あつまれどうぶつの森』の売上が大きく牽引していた」ことが影響しています。結果として、四半期純利益は19.4%減の1,718億円となりましたが「業績は概ね想定通り推移」しています。
- 業績予想においては、Nintendo Switchハードウェアの通期の予想販売数量を「期初予想に対して150万台減の2400万台に修正」。原因は、先日報じられたとおり、「これは半導体部品等の世界的な需給ひっ迫による影響を受け、生産計画を見直したことに伴い、下期の出荷予定台数を引き下げたことによります。」とのこと。一方、Nintendo Switchソフトウェアは、上期の販売実績を考慮して、1000万本増の2億本に変更。
- ゲーム専用機のソフトウェア売上高に占めるデジタル売上高の比率は45.1%。高い水準を維持。
- 当第2四半期(2021年4月~9月)のタイトル売上本数
- 『ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD』:360万本
- 『New ポケモンスナップ』:219万本
- 『マリオゴルフ スーパーラッシュ』:194万本
- 『マリオカート8 デラックス』:334万本(累計販売本数3,874万本)
- 『あつまれ どうぶつの森』:222万本(累計販売本数3,485万本)
詳細は、以下公式HPでご確認ください。
株主・投資家向け情報:決算発表・IRイベント
前期『あつまれどうぶつの森』がハードウェアの売上を含め牽引していたことを考慮した、業績予想どおりで、想定内の内容となっています。
ゲームのみの販売でリスクもあるのに、これだけの売上は興味深いです。