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『天穂のサクナヒメ』農林水産省の直撃インタビューで、農水省HPを参照せずに開発されたことが発覚!

農林水産省は、定期的に各所に”直撃インタビュー”を実施しFacebookにて公開しており、今回、稲作シミュレーション『天穂のサクナヒメ』の開発元である「えーでるわいす」と発売元「株式会社マーベラス」に、その制作秘話をインタビューしています。

巷で、農林水産省に掲載されているQ&Aが、攻略Wikiに使えると話題になりましたが、開発時には農水省のホームページを参照していなかったとのこと。現実世界を全てシミュレートするのではなく、ゲームの要素として取捨選択する必要があったようです。

本作は、「ヒノエ島」を舞台に、島を支配する鬼と闘う爽快なコンボアクションと、日本古来の米づくりを深く再現したシミュレーション要素が融合したユニークな和風アクションRPG。Switch/PS4/PC(Steam)にて発売中です。

【直撃インタビュー! 大ヒット稲作ゲーム誕生の秘話☆】

 学校の冬休み、そして年末年始も近づいてきました。今年は例年のようにあちこち外出することは難しい状況で残念ですが、おうちで過ごす時間が長くなると、家族でゲーム🎮をして楽しく過ごす機会も多くなるのではないでしょうか❓
そんなこの冬、ぜひ稲作ゲームを❗
すでに各方面で話題沸騰中ですが、日本古来の #米作り 🌾の手法を取り入れた稲作シミュレーション要素と、島を支配する鬼と闘う爽快なコンボアクションが融合した和風アクションRPG「#天穂のサクナヒメ」にいま、熱い注目が集まっています❗
#お米 🍚担当としては、このゲームの魅力をもっと知りたくてたまらない❗ というわけで、ゲームの企画・開発を担当された同人ゲームサークル「えーでるわいす」の「なるさん」と「こいちさん」、日本国内の販売を担当された株式会社マーベラスの月野木武彦さん、入澤喬史さんにお話を伺いました❗

―「えーでるわいす」さん、ゲームのテーマに稲作を絡めようと思ったきっかけは❓―
キャラクターの成長要素を他の遊びに置き換えたいと検討を始めました。最初は村を作るゲームを考えていましたが、俯瞰的な遊びよりも等身大で関われるものが作りたいと気づき、農業、それも一つの作物に絞って詰めてみることにしたんです。ゲームの世界観は室町時代を背景にした和風、と決めていたので、#米 しかないな、と。日本で暮らしているとお米と田んぼは身近な存在に思えますが、農業をやっていなければ、どの様な工程を経てお米が食卓まで届いているかまでは案外知りません。身近だけどよく知らない、この距離感が題材として面白いと思い開発を進めました😊。

―構想から5年がかりの開発とのこと。稲作に関して、徹底的に勉強されたそうですね❗―
さすがに実際の田んぼを借りるまではできませんでしたが、JAさんが販売している「バケツ稲づくりセット」を申し込み、芽出しから精米まで体験しましたよ❗ あとは書籍や論文を読み漁ってゲームに落とし込めそうな知識を探しました。時には国会図書館に行って、文献を探していました📚。

―テレビニュースにも取り上げられていましたが、予想以上の反響では❓―
「えーでるわいす」としてこれまで、シューティングゲームなどのコアなゲームファンへ向けたものを開発してきたため、当初はゲームを熱中してやる中学生・高校生に集中的にプレーされると思っていました。今作には稲作のかなり深い内容も盛り込まれているためか、実際は、小学生から本物の農家の方まで、かなり幅広い年齢層・立場の方々にプレーしていただいているようです。また、SNSでも多く反響があり、評価をいただいていて嬉しいです😄。

―ネット上では、農水省のHPが役に立つと話題になってましたが、企画・開発の際に見ていただいていたのでしょうか❓―
すみません、開発時には農水省さんのHPは参照していなかったです(笑)。稲作で分からない点に直面するごとに、ネットから情報を仕入れてはいましたが。
あくまでキャラクターの成長要素としての稲作なので、現実世界の全てのシミュレートをするのではなくゲームを面白く遊べる形で要素を取捨選択する必要がありました。たとえば、現実世界では台風や地震など天災で田んぼへの被害が発生することがあります。今回はそこまでは反映できませんでしたが、現実に近い形で肥料に追加する素材で害虫効果などが反映されたり、香りの良いお米とかを作る方法等は反映できました💦。
プレーしている中で、疑問が生じた際に農水省のHPなどから情報を検索して稲作について理解を深め、そこからさらに「もっとお米を食べよう」と思ったり、「稲作をやってみたい」と思ったりしてもらえるなら、自分たちとしても非常にうれしいです。

―マーベラスさん、このゲームの力でお米の消費拡大もぜひお願いします❗―
すでに大手米卸の(株)神明様と農家の方を交えた三社対談やTwitterでのコラボキャンペーンを実施させていただきました。また、直近では、1月に公開される映画「#大コメ騒動」の劇場配布チラシとコラボをさせていただきました🎥。その他にも多くの企業様からお声をいただいていますので、今後検討させていただきたいと思っています。

―最後に「えーでるわいす」のお二人から、メッセージお願いします❗―
本ゲームは、お米の育て方について詳しく知らなくても、さくさくできるようにしていますので、まずは気負わずにプレーしてみてください。その上で、こだわってお米を育てていただければ、稲は何倍もの素晴らしい成長を遂げることになりますので、ぜひ、試行錯誤しながら、ゲーム上の稲作も楽しんでくださいね❗

正直者ですね(笑)。監督官庁が掲載している内容の多くは、法令に基づいた”ガイドラインおよび指針”ですから。