『Dead by Daylight』Silent Hillコラボ「エクセキューショナー」と「シェリル・メイソン」のストーリー紹介を公開

エクセキューショナー

加虐的で無慈悲な処刑人である三角頭は、痛みを通して断罪を施すことに固執している。頭部に鋼鉄の枠をかぶり、歪で巨大な鉈を携え、彼はサイレントヒルの地獄のごとき道を常人には理解しようもない使命を背負い闊歩していた。彼の行く場所は怪物でさえ陰に潜み、出会った生き物は、ためらいのない攻撃行為の犠牲となった。

使命を果たし自身の存在が必要でなくなった時、彼は長い眠りにつこうとしたが、別の世界でその力が必要とされてしまった。彼を包んだ霧は、サイレントヒルで見かけるものとは違っていた。まるで生き物の神経束のようなそれは、這いよるように彼にたどり着いた。そこには暗黙の了解があった。

押し寄せる雲は使命とサディズムへの招待状だ、霧に足を踏み入れた三角頭は再び自らの責務を受け入れた。 

シェリル・メイソン

面倒見がよく直情的なシェリル・メイソンは、以前はヘザーと呼ばれており、養父であるハリー・メイソンの死という悲劇から自らの人生を立て直した。生まれた時から自身に付きまとっていたカルト教団から己を解放した一方で、父の死に罪の意識を感じていた。不快な悪夢という皮をかぶり、毎晩のように闇が彼女を苛んでいた。良心の呵責を和らげるため、困窮した若者たちのための危機介入センターでボランティア活動を行っていた。

3か月後、彼女は訓練を終え、監督役がいなくても緊急電話に答えられるようになっていた。それでも最初の電話には十分な準備ができていなかった。彼女の聞いた声は静寂だった。地面からは黒いガスが立ち込め、突然、二度聞くことはないだろうと思っていた女性の声が聞こえた。

どうしてこの堕落した世界にこだわるの?神のみが私たちを救ってくださる、あなたも知ってるはず。

あの女のわけがない、彼女は死んだはずだ。突然世界が回り、シェリルは気持ち悪さにひざまずく。熱い胆汁がのどを駆け登り、彼女はその場で吐血する。その瞬間、世界の回転は止まっていた。顔を上げたシェリルの目に映ったのは、寒く絶望に満ちた見知らぬ場所だった。  

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後日、追加ストーリーがあると思います。