ソニー「PS5販売台数に十分なチップの確保に努めている」

ソニーは8月4日、2021年度第1四半期決算説明会を開催しました。この中で”ゲーム&ネットワークサービス分野”についても説明を行っています。

”ゲーム&ネットワークサービス分野”においては、前年Q1と比較して、売上高は横ばいですが、営業利益が、406億円の大幅減益し3分の2となっています。原因はソフトウェアの減収かもしれません。後述しますが、ハードについては、質疑応答で6月に損益分岐点に達していると改めて言及があったので大きな損益は出ていないと思われます。なお、通年では、2021年8月見通しとして、4月に引き続き変わらず、売上29,000億・営業利益3,250億の予想のままとなっています。

質疑応答において、ソニー副社長兼CFOである十時裕樹 氏は、半導体不足による影響について「PS5は、今年の販売台数の目標を設定して、それに見合うだけのチップの確保に努めているので、供給自体(PS4翌年度実績1,480万台を上回る目標)はさほど心配はしていない」と回答しています。また、TSMCの工場建設に向けた連携については、「その報道について私達が発表しているものではないので、現時点でお答えできない。ただし、一般論として、ロジック半導体の供給については、日本の産業全体を見渡したときに、特に国際競争力維持に重要と考えている。」さらに、PS5の収益性について6月に損益分岐点に達した件は、「PS5の正確にはスタンダード・エディションは、予定通り進んでいる。ペリフェラル(周辺機器)含め全体的にも順調に進んでいる。」と延べています。

説明会の模様(音声)

ソニーグループ株式会社 2021年度 第1四半期 業績説明会

決算説明会 2021年度 第1四半期

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PS5は、日本への割当台数が週次約2万台と少ないままだと、日本では不足したままで変わらないだろうなぁ。

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