任天堂は7月19日、「Nintendo Switch(有機ELモデル)が、Nintendo Switchよりも収益性が高まるといった趣旨の報道がされましたが、これは事実ではございません。」と、Twitterにて報道を否定しました。

明言していませんが、おそらく、先日15日に、Bloombergが”部品コストは約10ドル(約1100円)の上昇にとどまると試算”と報道したことへの対応と考えられます。Switch(有機ELモデル)の”販売価格”が、”部品コスト”の上昇よりも、高く設定されているという報道を否定したわけです。
また、「現在それ以外の新たなモデルは計画しておりません。」と、さらなる新型Switchの開発についても否定しています。
「投資家のみなさまや、お客様に正しくご理解いただくためにお伝えします。」と前置きしていることからも、任天堂は、根拠のない報道による株価への影響を懸念し、公式に否定せざるを得ない状況に至ったと思われます。
Bloomberg

任天堂の新型スイッチ、部品コスト増加は1100円程度-市場の評価二分
任天堂は10月8日に発売する家庭用ゲーム機「スイッチ」の新型モデルで、同シリーズ初の値上げに踏み切る。基本性能を据え置いた新モデルの投入で値上げするケースは珍しいだけに、2017年3月の発売から5年目に入ったスイッチの人気に与える影響にも関心が集まっている。

今回の任天堂による発表、かなり不快感を表しているように思います。一般的に、IRに関する発表は、法務部も確認します。「風説の流布」に該当するおそれもあることから、今後も対応していくかもしれません。