任天堂「Switch(有機ELモデル)の収益性向上」報道を否定、「新たなモデルの計画もない」

任天堂は7月19日、「Nintendo Switch(有機ELモデル)が、Nintendo Switchよりも収益性が高まるといった趣旨の報道がされましたが、これは事実ではございません。」と、Twitterにて報道を否定しました。

明言していませんが、おそらく、先日15日に、Bloombergが”部品コストは約10ドル(約1100円)の上昇にとどまると試算”と報道したことへの対応と考えられます。Switch(有機ELモデル)の”販売価格”が、”部品コスト”の上昇よりも、高く設定されているという報道を否定したわけです。

また、「現在それ以外の新たなモデルは計画しておりません。」と、さらなる新型Switchの開発についても否定しています。

「投資家のみなさまや、お客様に正しくご理解いただくためにお伝えします。」と前置きしていることからも、任天堂は、根拠のない報道による株価への影響を懸念し、公式に否定せざるを得ない状況に至ったと思われます。

Bloomberg

任天堂の新型スイッチ、部品コスト増加は1100円程度-市場の評価二分

今回の任天堂による発表、かなり不快感を表しているように思います。一般的に、IRに関する発表は、法務部も確認します。「風説の流布」に該当するおそれもあることから、今後も対応していくかもしれません。