Sonyが、以前からクロスプレイ導入を拒んでいたという話は有名ですが、The Verge 誌は5月5日、Sonyが、Epic Gamesからの『フォートナイト』”クロスプレイ”に関する依頼や提案を拒否し、”クロスプレイ”導入に補償(筆者注:条件付”Revenue Share:利益分配”)を要求していたことが明らかになったと伝えています。
これは、再開された「Epic Games とAppleとのApp Store 30%手数料」に関する裁判において、Epic Games CEO ”Tim Sweeney”氏が、提出したSonyとのEメールの内容で発覚したものです。また、同氏は、本日の証言で、クロスプレイにこの補償を必要とするプラットフォームホルダーはソニーだけであると言及しています。
実はSony、先月4月14日、Epic Gamesに200億円を追加出資しています。このタイミングであることから、本件に関する何かしらの意図があったのではと憶測も飛び交っています。
追記:
Sonyは、The Verge 誌が入手した上述の資料を、裁判所のウェブサイトに掲載しないように依頼し、同資料は削除されたようです。裁判所が誤って掲載した可能性もあるかもしれません(筆者注:最上位の「HIGHLY CONFIDENTIAL(極秘情報)」は通常非公開)。
詳細(英語)は、以下で御覧ください。
Sony really hated PS4 crossplay, confidential documents reveal
クロスプレイ許可で被る損失をパブリッシャーに被せたら、独占何とかに引っかかりそうな内容で怖いな。