Behaviour Interactiveは4月13日、『Dead by Daylight』「4.7.0チャプター間アップデート」で実装予定の殺人鬼とパークの変更、および仕様改善を公開しました。これらは、4月14日からSteam版のパブリックテストビルド (PTB)で公開予定とのこと。
殺人鬼のアップデート
殺人鬼ナイトメア
ナイトメアは1マッチ平均約3人というとりわけ高い殺傷率で以前から注目を集めていました。この点を考慮し、他の殺人鬼達に近づけるためいくつかのバランス調整を行います。
- ドリームスネアを設置する際の移動速度を4.0m/秒に下げます (以前は減速なし)
- 最大設置数を8個から5個に減らします。
- 同様に、ドリームパレットの最大設置数も10枚から7枚に減少させます。
また、いくつかのアドオンにも変更を加えます。
- これまでアクションの速度を低下させていたアドオンは様々な物音を大きくするようになります (発電機の修理音やうめき声、足音) 。
- “黒い箱”の効果を新しいものに変更します。新しい効果では、脱出ゲートが開くと寝ている生存者に対し10秒間ゲートをブロックします。
目覚まし時計にもいくつかの調整が加えられ、その効果がより明確に、より使用しがいのあるものになります。
- 目覚まし時計を使用すると30秒間、ナイトメアの攻撃を受けてドリームワールドに引きずり込まれることも含めて、睡眠に対する完全な耐性が得られるようになります。
- この効果はインターフェースに表示され、タイマーが黄色になってカウントダウンするようになります。
これらの変更により、ナイトメアはチェイス中にリスクやデメリットなく絶えずスネアやパレットを置き続けるのではなく戦略的に能力を使うように、また生存者はより目覚まし時計を使いたくなるようになることを願っています。いつも通り実装後の戦績を計測し、変更の必要があれば再度行いたいと思います。
殺人鬼デモゴルゴン
デモゴルゴンを変更するにあたり、ポータルでの機動性を高めることに着目しました。ポータルの基本能力に以下のような変更を加えます。
- 裏側の世界を通行中の移動速度上昇
- ポータルから出たあとのクールダウンの減少
- ポータルから出たあとの探知不可状態の時間を増加
これらの変更に加えてデモゴルゴンのアドオンを全面的に見直し、あまり使われていないアドオンをより魅力的なものにします。アドオンへの変更点の一部もご紹介しましょう。
- “ライフガードのホイッスル” (ベリーレア): ポータルの近くにいる生存者は、デモゴルゴンが深淵のいざないを使用しなくても殺人鬼の本能で表示されるようになる。
- “腐ったかぼちゃ” (コモン):裏側の世界を通行するとき、裏側の世界に入るために使ったポータルが破壊される。ポータルを使用するたびに追加で200BPを得る。
殺人鬼ハントレス
まぁまぁ落ち着いて…ハントレスの基本能力は変更していません。しかしアドオンは全面的に見直し、現在の基準に近づけます。そう、これには悪名高い“玉虫色の刃”も含まれています。これも一部の変更点をご紹介します。
- “兵士の巻きゲートル” (ウルトラレア): ハントレスが手斧を1本も持っていないとき、移動速度が4.6m/秒に上昇する。
- “玉虫色の刃” (ウルトラレア): 手斧が命中した生存者を瀕死状態にする。手斧の最大所持数が1本となる。最大所持数は他のアドオンの影響を受けない。
殺人鬼ツインズ
最後にツインズも少し調整を行います。
- ヴィクトルで生存者を瀕死にさせるのに成功したあとのクールダウンを3秒→5秒に増加させます。
- 操作をシャルロットに戻すとき、カメラをすぐ操作できるようになります。
- “沈黙の布”: シャルロット操作時の探知不可状態の効果時間を20秒に増加します。
- “玉虫色のペンダント”: 待機中のヴィクトルが生存者に潰されたときに発動する無防備状態の効果時間を30秒に増加します。
パークのアップデート
“小さな獲物”
皆さんを観察するうち、小さなかわいい骨の置物を本当に目の敵にしている人がいることに気づきました。トーテム絶対壊すマンのあなた向けに、“小さな獲物”に以前から要望のあったいくつかの変更を加えました。
- マップ上に残っているトーテムの数がトークンとして表示されるようになります。
- トーテムを浄化するたび、探知範囲が5度ずつ減少するように変更します。
- 殺人鬼の罠を探知できなくなります。
これらの変更により“小さな獲物”のトーテム追跡・浄化能力が向上するとともに、罠を設置する特定の殺人鬼にしか効果が出ないという時代遅れの部分が削除されました。
“怪我の功名”
“怪我の功名”は血痕に加えて赤い傷跡も隠せるようになり、殺人鬼を振り切りやすくなります。これに伴い、効果時間を70/80/90秒に短縮します。
“ソウルガード”
これはちょっとした変更です。ソウルガードに発動後30秒のクールダウンを追加します。
現実的にはほとんどの場合に影響しませんが、この変更は純粋に治療速度と“ソウルガード”をスタックさせて手に負えなくなることを防止するためのものです。
“手札公開”
以前お知らせした“手札公開”の変更点を次回PTBで実装します。効果を8/12/16mに増加する代わりに効果が重複しないようにします。
これにより他の生存者に同じパークを持ってきてもらう必要なく、単体でより効果的になります。
“残心の戦術”
これは非常に分かりやすい変更です。“残心の戦術”は効果がずっと切れないようになり、効果範囲も広くします。
“与えられた猶予”
現在の“与えられた猶予”の発動条件は、一部の殺人鬼に対して、あるいは生存者が忘却状態であるとき若干わかりづらい点があり混乱のもとになっていました。
- これを改善するため、脅威範囲内で発動するという条件を削除し常に発動するようにします。
- その代わり、我慢状態の効果時間を10/12/15秒→8/10/12秒に短縮します。
“執念の対象”
今回のPTBではリワークされた新しい“執念の対象”も実装します。新しい効果は以下の通りです。
- 殺人鬼にあなたのオーラが表示されたとき、あなたにも殺人鬼のオーラが表示され、かつ治療・修理・トーテム浄化速度が2/4/6%上昇する。
- もしあなたがオブセッションであるとき、30秒ごとに3秒ずつあなたのオーラが殺人鬼に表示される。
新しい“執念の対象”には以下のようなメリットがあります。
- 殺人鬼を追跡できる。
- “執念の対象”が発動したタイミングから殺人鬼のパークを推測することができる
- 殺人鬼の注意を引いたうえで、こちらにたどり着く前に隠れられる
これらの変更により、“執念の対象”が生存者にとっても殺人鬼にとってもお互いに作用するパークになることを願っています。
その他のアップデート
工具箱
工具箱を使用しているときにスキルチェックが発生する確率を増加させます。
この変更は工具箱を使用している間の発電機修理をよりインタラクティブにするためで、決して開発チームの仕様設計担当リードがスキルチェックのチャレンジに挑戦中3マッチ連続で全然出なかったからではありませんよ。
ハッチ
もう1つの小さな調整です。カギを使用してハッチを開けたとき、開いたままになる時間を30秒→10秒に短縮します。以前のように、効果時間が過ぎるとハッチは自然に閉じ、終局の崩壊は開始しません。(効果時間中に殺人鬼が蹴ってハッチを閉めた場合は除きます)
これがカギの最終的な変更ではありませんのでご注意ください。今後カギに行う予定の変更についてはお知らせできるようになり次第公開します。
インターフェースのアップデート
4.7.0のPTBでインターフェースにいくつかの変更を加えます。今回のアップデートでは生存者のアイコンの上に表示される殺人鬼の能力が見やすくなるようにします。改善点は以下の通りです。
- ドクターの狂気度表示と狂気レベルが見分けやすさ
- ナイトメアのドリームワールド表示と睡眠タイマー
- プレイグの感染メーター
- 凝視メーターとゴーストフェイスのマーキング
さらに、生存者のアイコンが能力インジケーターの下部に被らないように調整しました。
フックもがきアップデート
アクセシビリティ向上のため、フック上でのもがきの仕組みを変更します。
耐久フェーズでボタンを連打する必要なくなる代わりに時折スキルチェックが発生するようになります。今のところもがきをより困難にしたり死のリスクが高いものにしたりすることは考えていないため、スキルチェックの成功ゾーンはかなり大きくしています。
スキルチェックをミスするともがきゲージの一部を失います。また、スキルチェックを2回連続で無視するとただちに処刑されます。スキルチェックの有無とは別に、以前と同じ割合でもがきゲージが徐々に減っていきます。
この変更の目的は、もがきをよりインタラクティブなシステムにしつつ、ボタン連打が難しい事情があるプレイヤーの皆さんがもがきを行いやすくするためです。
グラフィックアップデート:コールドウィンド・ファーム
コールドウィンド・ファームとかけて、グラフィックアップデートと説きます。その心は?皆さんお馴染みのマップが、コーンなに綺麗に生まれ変わります! (トウモロコシだけに)
また随分、大きく変更する予定なのね。海外公式Twitterでは、上述以外の変更もあるようなことを言っています。