最近、米国にて、PS5のDualSenseコントローラーにおけるドリフト問題(アナログスティックが勝手に動く)で集団訴訟が起こっていますが、人気の技術系YouTubeチャンネルiFixitは、その問題を調査した動画を公開しました。
型番からも分かりますが、これは、多くのコントローラーが採用している「アルプス電気」の軸です。情報シートによると、軸移動で2,000,000サイクル、軸押しで500,000サイクルとなっており、iFixit氏は、ゲームの種類にもよるが、Cod:Warzoneでは400時間強で寿命を迎える可能性があると言及。これは、1日2時間使用した場合、7か月以内にコントローラーの予想動作寿命を技術的に超えることを意味しています。
同氏は、一般的な使用によって引き起こされた”ポテンショメータ”の摩耗がジョイスティックのドリフトの最大の理由であると結論付けています。また、継続して使用すると、ニュートラルポイントを決めるジョイスティックユニット内のスプリングが伸びてしまうことや、ほこりなどの汚染物質もドリフトを引き起こす可能性があると述べています。
最後に動画は、壊れた場合3つの選択肢がある「自分、または技術のある人を通じて修理するか、保証期間内ならばメーカーに修理依頼、それ以外は、買い直す」と綴っています。
VIA: VGC
多くの企業が、長年実績ある「アルプス電気」の軸を採用しており、同社も検証のうえSIEに納品しているはずです。ロット不良の可能性もありますが、軸部分は可動部ですから何かしら摩耗してきます。
また、壊れやすくして商品を売ろうとしていると思われがちですが、Sony決算をみると、ハードは逆ザヤと言及しており、PSPlusやNowのサブスクリプションなどで利益を出すビジネスモデルです。初期不良対応もありますし、1年保証もついています。
買って早々、初期不良でドリフトしたらショックだけれどもね…