先日リリースされた「Nintendo Switch ファームウェア12.0.0」には、噂の新しいSwitch 4Kモデルを示唆する内容が含まれている可能性があるとwccftech誌が伝えています。
データマイナー @OatmealDome 氏は、この新しいファームウェアには、新しいスイッチに関する「CrdA(Cradle for Aula)」が記述されているとTwitterで明らかにしています。(”Cradle”はドック。噂では本体コードネームが”Aula”)
Dock内部のファームウェアをアップデートできる機能追加
アップデート12.0.0では、Dockの内部ファームウェアをアップデートできる機能が追加されたようです。明確な理由は分かりません。 (「Cradle」はDockの内部名称です。SwitchBrewとそのメンテナに感謝します。)
Dock本体には、USBチップ、MyDP→HDMI変換器、ファームウェアを格納するフラッシュメモリしか搭載されていません。こんなに基本的なものをアップデートする意味があるのかよくわかりません。(私が知る限り、これまで一度もアップデートを受けたことはありません)。
@OatmealDome氏は、この後に4Kの記述を見つけ気が付きます。
4K出力について
“4kdp_preferred_over_usb30”
私は、これが「4K DisplayPort over USB 3.0 を優先する」と言っているわけではありません。
しかし、もしそうであれば、それは理にかなっています。Switchは映像出力にDPを使用しています。そう、新モデルでは4K出力が噂されています。
筆者注:調べたところ、現行Switchは、DockからHDMIで出力する前段階において、Display Port over USB Type-C(DP Alt Mode)が使用されています。ハードウェアとしてUSB3.0(本体底面のUSB-Type C)を実装していますが、純正Dock経由のみで出力が出来るように「DP Alt Mode」を制限しているようです。従って、4Kのために、Dock側の設定をファームウェアで更新できるようにするという同氏の内容は、矛盾がないように思えます。また、言及はありませんが、ソフトウェアでUSB2.0に制限している部分も解除されUSB3.0になるかもしれません。
余談ですが、昨年8月、試作品と思われるSoC(CPU+GPU)を、開発機用のSwitchに実装するために、FCC(米連邦通信委員会)へ申請していることから、そのSoCが4K対応である可能性があります。
Bluetooth ドライバに、オーディオを追加
これは、おまけなのですが、Bluetooth 経由でオーディオ出力が出来るかも。
VIA: wccftech
Source: OatmealDome
勝手な想像ですが、新型Switchは、既存のDockが使えて、本体のみの販売もあり得るかもしれません。
もちろん、ファームウェアに書かれただけなので噂程度で考えてください。このタイミングでなぜ書かれたのかも不明ですから。