任天堂が”ルイージマンション”シリーズ開発元「Next Level Games Inc.」を子会社化

任天堂は1月5日、カナダのバンクーバーに拠点を置く「Next Level Games Inc.」の発行済み株式100%を取得して、完全子会社にする契約を締結したと発表しました。買収は3月1日に完了する予定となっています。

同社は『ルイージマンション』シリーズなど任天堂タイトルを制作していますが、過去には、海外向けにXboxタイトルも制作していました。近年、PSやXbox陣営が積極的にサードパーティを子会社化していることもあり、”一部のオーナー役員が株式売却を希望した”ことを期に、任天堂としては、抑えておきたい会社だったのかもしれません。

以下、プレスリリースの一部を抜粋しました。

1. 子会社化の内容

NLG は、約 20 年にわたり家庭用ゲーム機器向けソフトウェアの企画・開発経験を有する在カナダ・バンクーバーの会社であり、近年では、「ルイージマンション」シリーズを始めとする、Nintendo Switch やニンテンドー3DS 向けの当社ソフトウェア・タイトルの開発に関わっております。
NLG はオーナー役員および従業員がすべての株式を保有する会社ですが、一部のオーナー役員が株式の売却を希望していたため、今般、NLG を子会社化することにより NLG の開発ノウハウを含む開発リソースを安定的に確保することができ、また当社の開発チームとの緊密な連携・人材交流が可能となることでソフトウェアの開発スピードやクオリティ向上の効果が期待できることから、NLGの全株式を取得することといたしました。
株式の取得については、NLG株主総会決議及びカナダ出資法上のカナダ当局の承認手続きの他、この種の案件における諸条件が充足されることを条件として、2021年3月1日に株式取得を実行する予定です。

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任天堂アメリカではなく、京都の本社が買収しています。NLGは、従業員数100人ほどの小さな会社ですが、大きな資本が入ったことで、ルイージマンション4への期待が高まります。

従業員にストック・オプションを持たせていたのかな?20年分の大きなボーナスですね。