今年のクリスマスNo.1は接戦となり、Ubisoftの『アサシン クリード ヴァルハラ』がパッケージ版ゲームのNo.1となりました。
『アサシン クリード』シリーズがクリスマスNo.1を獲得したのは初めてであり(実際、Ubisoftにとっても初めて)、『FIFA』や『コール オブ デューティ』シリーズ以外のゲームが首位になったのは、過去15年で3回目です。(出典:GfK Entertainment)。
このゲームはクリスマスを前に値引きが行われたこともあり、売上が66%増加しました。このゲームは、先週、前週と同じくらいの本数を販売して2位だった『Call of Duty: Black Ops Cold War』を打ち負かしました。「ブラックオプス サブシリーズ」がクリスマスNo.1を獲得できなかったのは初めてのことです。
先週の1位は『Cyberpunk 2077』でしたが、今週の売上が80%減少して3位に転落しました。このゲームは、プレイステーション4とXbox Oneでの技術的なパフォーマンスの悪さから、ここ数日で非常にネガティブな報道を受けています。ただ、売上が80%も落ちるのは珍しいことではなく、『ラスオブアス2』や『アサシン クリード ヴァルハラ』などでも2周目に同じ落ち込みを記録しています。
『あつまれどうぶつの森』は1ヶ月ぶりに売上が11%落ち込み、5位となっていますが、1位『アサシン クリード ヴァルハラ』との本数の差はわずか9,000本です。
12月19日までの週のGfKトップ10は以下のとおりです。
Last Week | This Week | Title |
---|---|---|
4 | 1 | Assassin’s Creed Valhalla |
2 | 2 | Call of Duty: Black Ops Cold War |
1 | 3 | Cyberpunk 2077 |
5 | 4 | FIFA 21 |
3 | 5 | あつまれどうぶつの森 |
8 | 6 | Spider-Man: Miles Morales |
7 | 7 | マリオカート8 デラックス |
6 | 8 | Just Dance 2021 |
16 | 9 | リングフィットアドベンチャー |
10 | 10 | スーパーマリオ 3D コレクション |
過去15年分のクリスマスNo.1は、以下のとおりです。
2020 | Assassin’s Creed: Valhalla (Ubisoft) |
---|---|
2019 | Call of Duty: Modern Warfare (Activision) |
2018 | Red Dead Redemption 2 (Rockstar) |
2017 | Call of Duty: WWII (Activision) |
2016 | Call of Duty: Infinite Warfare (Activision) |
2015 | Call of Duty: Black Ops 3 (Activision) |
2014 | Call of Duty: Advanced Warfare (Activision) |
2013 | FIFA 14 (EA) |
2012 | Call of Duty: Black Ops 2 (Activision) |
2011 | The Elder Scrolls V: Skyrim (Bethesda) |
2010 | Call of Duty: Black Ops (Activision) |
2009 | Call of Duty: Modern Warfare 2 (Activision) |
2008 | FIFA 09 (EA) |
2007 | Call of Duty: Modern Warfare (Activision) |
2006 | FIFA 07 (EA) |
Source: gamesindustry.biz
日本で『Ghost of Tsushima』が売れたように、英国でも『アサシン クリード ヴァルハラ』が売れているようです。自国の歴史が舞台ですからね。
ただ、上位の本数差は1万本以内と接戦となっており、どのタイトルが1位となってもおかしくないクリスマスの前週でした。